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LPガスが災害に強いって知っていますか?

近年、自然災害が多発しているように感じられますが、みなさんはもし自身が災害被災者になった時のことをどれくらい考えていますか?

今回は、災害時に有効なLPガスのお話を紹介します。

LPガスは災害に強いエネルギーと言われるわけ

LPガスは自立稼働が可能な分散型エネルギーです。電力などを介さずに、独立して稼働するため、災害で電力供給がとだえたときでも、じゅうぶんに力を発揮できることが、災害に強いと言われる1つです。

また、LPガスには経年による品質劣化やなどのリスクもなく長期保存ができること、家庭用LPガスは、ガス切れを起こさないよう2本セットで設置されるていて、使用中の1本に加えて常に満タンのボンベが予備として設置されていること。この2つの点でも災害に強いと言えるでしょう。

こうしたLPガスの災害への強さは、東日本大震災でも証明されました。災害では、特に被災から3日間(72時間)をいかに乗り切るかが重要とされます。実際、自衛隊などが援助に入るまでに、各地の避難所でLPガスの軒下在庫を活用した暖房・炊き出しなどがおこなわれ、命をつなぐ役割を果たしたと報告されています。また、設置が容易なことから、被災者のために建設された仮設住宅でも、発電、冷暖房、調理、給湯の主要エネルギーとして用いられました。

さらに、復旧が早いのもLPガスの特長です。被災しても、LPガスの場合は1戸単位での点検・修理で済み、ボンベから使用する場所までの配管も短いため、迅速に復旧できるのです。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁